シルクサスペンションとは、天井から垂らした紐にぶら下がって行うトレーニングです。エアリアルヨガ(空中ヨガ)に似ていますが、ヨガというよりピラティスの要素が強いです。リラックスよりも、体を鍛えることに重点が置かれています。とくに体幹が強化できます。
空中ピラティス
シルクサスペンションを一言で表現すると「空中ピラティス」です。宙に浮いた状態で、ピラティスのような体幹トレーニングを行います。体の軸や内側の筋肉(インナーマッスル)を鍛えていきます。
より立体的な体勢や動き
重力を最大限に利用しながら、床の上ではできないような立体的でダイナミックな体勢や動きを展開するのが特徴です。運動としてだけでなく、ケガのリハビリや予防にも役立ちます。 運動の種類としては、体の機能(ファンクション)を高めることを目的とする「ファンクショナル・トレーニング」になります。
エアリアルヨガで物足りない人に
シルクサスペンションは、一般的なエアリアルヨガよりも強度が高いです。エアリアルヨガは体を伸ばすストレッチ的な動きが多いですが、シルクサスペンションでは筋トレ的な動きを繰り返し行います。「エアリアルヨガはエクササイズとして物足りない」と感じている人におすすめです。
ニューヨーク発祥
シルクサスペンションの発祥はニューヨークです。NY中心部マンハッタンでピラティススタジオを経営するキャサリン・コープ、キンバリー・コープの姉妹によって開発されました。
写真
シルクサスペンションのイメージは次の通りです。
腹筋コアトレーニング
側筋トレーニング
・ピラティス・ボディ・スタジオ(静岡)→ストレッチとバランスのトレーニング
・ピラティス・ボディ・スタジオ(静岡)→道具
シルクサスペンションには主に2つの道具があります。「ハンドル付きロープ」と「ハンモック」です。
(1)ハンドル付きロープ
天井から吊り下げられた2本のロープの先端にハンドルが付いています。このハンドルを握りながら様々なトレーニングをします。
写真:http://pilates-body.jp/silksuspension/img/top/slide5.jpg
(2)ハンモック
布でできたシート。こちらも天井から吊り下がっており、全身または体の一部を空中で支えます。
約450キロを支える
この2種類の道具は約450キロを支えることができるので、体重が重い人が乗ったり、思いっきり引っ張ったりしても切れることはありません。また、高さを調節できます。
20世紀前半に誕生したピラティスはもともと道具を使って行うスタイルが主体でした。 シルクサスペンションは、そんなピラティスの本来の流れを組んだエクササイズともいえます。
効果
腰痛などのトラブル防止
シルクサスペンションでは体幹を集中的に鍛えることができます。 体幹をパワーアップして体を支える力を強めることで、腰痛などのトラブルの防止や改善に役立ちます。
また、姿勢を改善し、美しい体のシルエットをつくることができます。 このほかピラティスで得られるダイエット効果は同じように期待できます。 (詳しくはこちらをご覧下さい)